========================================================================== 『秀丸マクロ　センタリング／左・右寄せ ver.8.10』の説明書 by ＪＲくん GFB03426@nifty.ne.jp http://win.blue.co.jp/~jr-kun/ 2000.10.22 ========================================================================== ●１. このマクロは 秀丸エディタで、左寄せ・センタリング・右寄せをするためのマクロ集です。 ●２. 動作環境 このマクロは、秀丸エディタ for Windows（以下、秀丸と略記）で動作します。 ver.3.05にて動作確認しています。 秀丸95用のインストーラ（SETUPMVM.EXE）を添付しています。 ※このインストーラは、16bit版秀丸やAlpha版等では使用できません。 ●３. インストール方法 ◎３−Ａ．インストーラを利用する場合 (1) MOVEMN81.LZH ファイルを LHA 等で、適当なフォルダに解凍します。 (2) もし秀丸が開いていたら、常駐秀丸を含めてすべての秀丸を終了させてくださ い。 常駐秀丸を終了させるには、タスクバーのトレイの中にある「秀」のアイコン をクリックして、出てきたメニューの中から「常駐秀丸の終了」を選びます。 (3) 解凍して出来たファイルの中にあるインストーラ（SETUPMVM.EXE）を、エクス プローラからダブルクリックして実行します。 あとはインストーラの指示に従ってください。 (4) 無事終了すれば、秀丸エディタの『マクロ(M)』メニューの中に、「左寄せ・ センタリング・右寄せ」メニューが追加されています。 これで、マクロが利用できるようになりました。(^_^) ◎３−Ｂ．ご自分でインストールされる場合 ※以下では Windows95 を前提として話を進めますので、Windows3.1 でご利用の方 は、「フォルダ」を「ディレクトリ」と読み換えてください。 (1) MOVEMN81.LZH ファイルを LHA 等で解凍して、MOVEMN81.LZH ファイル中に含 まれている以下のファイルを、秀丸マクロのフォルダ（※）にコピーします。 LEFT.MAC 左寄せマクロ CENTER.MAC センタリングマクロ RIGHT.MAC 右寄せ（右端は改行になります） RIGHT2.MAC 右寄せ２マクロ（右端は次の行とつながります） RIGHT3.MAC 右寄せ３マクロ（右端の改行が行末の後にぶら下がります） INP_LEFT.MAC 左端指定左寄せ INP_CNTR.MAC 左右指定センタリング INP_RIGT.MAC 右端指定右寄せ MOVEMENU.MAC 上記の８マクロを呼び出すマクロ (2) 各マクロファイルをマクロ登録します。 ・「マクロ(M)」−「マクロ登録(E)...」で、マクロ登録のウィンドウを開き ます。 ・適当な場所を選んで、「ファイル名」のところに各マクロを選択します。 ・その左の「タイトル」のところに、適当なタイトルを入力します。 登録場所に空きが少ない方は、MOVEMENU.MAC を登録すると、各マクロを呼び 出すためのメニューが表示されます。 また、左寄せ・センタリング・右寄せなどのマクロは単体で登録・実行させる こともできます。 マクロ登録時に、マクロ11以降のグループでグループ名を書き込みますと、１ 階層のサブメニューが作成できますので、サブメニューに８つのマクロすべて を１つずつ登録すると便利に使えると思います。（登録は面倒ですが(^^;)） （※）秀丸マクロのフォルダの場所について。 秀丸エディタの「その他(O)」−「動作環境(E)...」−「パス」のダイアログの下 のほうに、「マクロファイル用のフォルダ」を記述する欄があります。 マクロファイルは、ここに書かれている場所にインストールする必要があります。 （パスの一番最後には「\」を書いてはいけません。詳しくは秀丸のヘルプをご覧 ください。） もしここが空欄のまま既に秀丸マクロを利用している環境の場合は、秀丸エディタ 本体が入っているのと同じフォルダになります。 なお、添付のインストーラ（SETUPMVM.EXE）を使った場合に、いままで秀丸マクロ を使ったことが無い環境の場合は、秀丸本体が入っているフォルダの下に「MACRO」 フォルダを作成して、そこを「マクロファイル用のフォルダ」に自動で設定します。 ●４．アンインストール(;_;)する場合 ◎４−Ａ．インストーラを利用した場合 まず、常駐秀丸を含めてすべての秀丸を終了させてください。 秀丸マクロフォルダ（※上述参照）にインストーラ（SETUPMVM.EXE）があります ので、これをエクスプローラからダブルクリックして実行してください。 あとは、インストーラの指示に従ってください。 ◎４−Ｂ．ご自分でインストールされた場合 各マクロのマクロ登録を解除した後で、秀丸マクロのフォルダにコピーしたマクロ を削除してください。 また、秀丸マクロのフォルダに、端を指定するマクロの設定値を記憶するための MOVEMENU.INI ファイルが作成されている場合がありますので、それも削除してく ださい。 ●５. 使い方 処理をしたい行範囲を選択したのち、マクロを実行します。 複数行を指定すれば、その行すべてについて処理します。範囲選択しなかった場合 は、カーソルのある行が処理されます。 MOVEMENU.MAC を実行した場合には、どの処理を行うかをメニューから選択します。 （その具体的操作方法は、５．で説明します。） 各マクロを直接実行した場合には、すぐにその処理が行われます。 センタリング・右寄せ・右寄せ２・右寄せ３は、「折り返し文字数」を基準として 処理を行います。 ３種類ある右寄せの違いは、‥‥文章で説明するよりも図解した方がわかりやすい と思いますので、(^^;) 　　　　　　　　折り返し文字数による右端→| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　　　　右寄せ　　　　　‥‥□□□□□□↓| 　　　　右寄せ2 　　　　　‥‥□□□□□□| 　　　　右寄せ3 　　　　　‥‥□□□□□□|↓ 　　　　　　　　　　　（□は文字、↓は改行） こんな感じです。(^^;) 右寄せ３の場合は、禁則処理で「改行文字のぶら下げ」を指定している時に有用で す。 （「改行文字のぶら下げ」を指定していない場合も正しく動作します。ただしその 場合には、上図での行末の改行が次行頭に表示され、見かけ上２行になったように 見えます） なおアルゴリズムの関係で、右寄せ２と右寄せ３のマクロは、複数行を選択して実 行した場合、選択範囲の下から処理していきます。(^^;) （これは仕様ですのでよ ろしく） 左端指定左寄せ・左右指定センタリング・右端指定右寄せマクロを実行すると、そ れぞれ左端・右端を指定するダイアログが出ますので、そこで値を指定します。 （これらのマクロの動作特性は右寄せ３マクロに準じます。） このマクロは、例えば折り返し文字数が80文字のまま、70文字を右端として処理し たい場合（電子メールやパソコン通信の会議室発言など）に便利です。 ●６. MOVEMENU.MAC の具体的キー操作の説明 処理を選択する方法は、以下の３通りあります。 　(1) マウスで、選択したい処理の部分を左クリックする。 　(2) カーソルキーで反転部分を選択したい処理に移動して、[Enter]キーを押す。 　(3) 選択したい処理の左に書かれている下線付きの文字に対応するキーを押す。 もしマクロの実行をキャンセルしたい場合は、 　(1) 最下行の「キャンセル」を選択する 　(2) 画面上のメニュー以外の場所をクリック 　(3) [Escape]キーを押す の、いずれかを行ってください。 ●７. 制限事項、ご利用上の注意 禁則処理で「ワードラップ」を使用している際には、半角スペースが前行末にぶら 下がってしまうので、マクロを実行すると位置が少しずれたり、あるいは最後の２ 文字程度が欠落する場合があります。 そのときにはメッセージが出ますので、そのまま強行するかキャンセルするかを選 択してください。 プロポーショナルフォントには対応しておりません。プロポーショナルフォント使 用時にこのマクロを実行した場合の動作は保証いたしかねます。 （表示される文字幅がマクロ側で取得できない以上は絶対に不可能ですので。(^^;)） ●８. 最新版の入手先・再配布・サポート等について このマクロの最新版は、NIFTY-Serve FIWINAL の 19番ライブラリに登録されてい ます。 また、http://win.blue.co.jp/~jr-kun/ でも入手できます。 （上記入手先は2000年10月22日現在です。各種事情により登録場所は予告無く変わ る場合があります。） このマクロはフリーソフトウェアです。 再配布は自由ですが、原則としてオリジナルの圧縮ファイルのみとします。 転載する場合は、なるべく事前に転載する旨の電子メールをください。あと「本名 を出さない」のもよろしく。(^^;) サポートは、NIFTY-Serve FWINAL 19番会議室を勝手に(^^;)借りて行いたいと思っ ております。 NIFTY-Serve が利用できる方は、なるべくこの会議室のほうに発言してください。 ただし、作者はこのマクロについて改善をする「義務」は負わないものとします。 このマクロを利用して起きたいかなる損害も、作者は負わないものとします。 ●９. 謝辞など 秀丸エディタ for Windows は、秀まるお氏作のシェアウェアです。 Windows, Windows95, WindowsNT は、マイクロソフト社の商標です。 圧縮ファイルの作成には、Ｍｉｃｃｏ氏作 LHMELT.EXE と UNLHA32.DLL を使わせ ていただきました。もともとの LHA を作成なされた 吉崎栄泰氏 にもあわせて御 礼申し上げます。 ‥‥おぉっと、もちろん、このマクロは秀丸エディタなくしては語れません。非常 にすばらしいエディタを作成してくださった、秀まるお氏、秀丸95担当氏には心か ら感謝いたします。 ●１０. 改版履歴 ver.1.00 (95.11.20) ・初期バージョン ver.1.01 (95.11.20) ・バグフィックス ver.3.00 (95.11.23) ・文字と文字との間にタブ文字が含まれていてもよくした ・「行末<->次の行の行頭」移動の禁止(B) の制限を撤廃 ・処理速度の向上 ver.4.00 (96.3.12) ・「右寄せ3」マクロの追加 ・禁則処理を使用している時への対応度を高めた ・これに関連して、エラーメッセージの追加（左寄せマクロを除く） ・前行末に半角分の空きがある場合に改行を追加挿入するようにした ・その他微調整 ver.5.00 (96.6.10) ・左端指定左寄せ・左右指定センタリング・右端指定右寄せマクロの 追加 ・処理の高速化。 ver.6.00 (96.6.12) ・折り返し文字数分の空白がある場合に改行が入らない不具合を修正 ・検索バッファが書き換わってしまう不具合を修正 ver.7.00 (96.10.6) ・端を指定するマクロで、IME が on の時は off にするようにした ・BOX 範囲選択時にも動作するようにした ・上書き禁止・閲覧モードでは実行しないようにした ver.8.00 (97.3.7) ・端を指定するマクロで、設定値を記憶するようにした。 ・処理速度の高速化。 ver.8.00（インストーラ付）(97.8.27) ・秀丸95用インストーラを同梱。（マクロ自体は変更無し） ver.8.10 (2000.10.22) ・浮動小数点数バージョン対応